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(JP Only) RPAコンサルタントから見たOCR×RPA導入のポイント

――RPAコンサルタントから見たOCR導入のポイント

以前「【AI×OCRによるペーパーレス社会の到来】文字認識の基礎知識とRPAで広がるビジネスの可能性」にてOCR×RPAの活用方法についてご紹介しましたが、今回はOCR×RPA導入の現場でRPAコンサルタントしてご活躍されている、Tegakiパートナーの株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング社(以下BTC)にご協力いただき、OCR×RPA導入のポイントについてお伺いしました。

OCRの導入のポイント

OCR精度100%を求めない

まず、大前提として、OCRの精度は理論上、100%になることはありえません。つまり完全な自動化は出来ないということになります。そのため、OCR精度に囚われ過ぎず、人の作業が介在する業務プロセス全体で如何に効率化するかが重要になります。 (OCR精度が5%上がってもROI (Return oInvestment)は5%上がりません。)

代表的なOCR×RPAのプロセスは下図の通りです。

①紙媒体の画像データ化
②帳票の分類
③文字情報の抽出
④人による誤読箇所の修正
⑤テキストデータ(CSVなど)の出力
⑥出力データ活用

これらの基本要素を踏まえ、OCRで業務プロセスを構築し業務を効率化する際の最大のポイントは、人の確認・修正をどのタイミングで入れるかです。

OCRの精度や最終的なデータ出力仕様等を踏まえ、全量チェックをすべきか、突合して最後に不一致データだけ確認するかなどを検討する必要があります。

とはいえ、OCRの精度によって、誤読を人がチェックする”量”が変動するため、精度向上の取り組みは必要になります。

OCR精度を高めるためのアプローチ方法

まず、OCR精度は、基本的に、帳票から読み取る場所を探す”場所特定率”とOCRエンジンでデータ化する”文字認識率”の掛け算で求められます。例えば請求書の様にレイアウトパターンが各社ごとに異なると場所特定率は下がりますし、紙が汚れていたり、筆記体や汚い手書き文字だと文字認識率は下がることになります。

帳票をレイアウトの観点で分類すると、下図のように定義することができ、場所が特定しやすい定形帳票の方が、場所特定率が高くなる傾向があります。

RPA導入コンサルから見たCogent Labsの「Tegaki」の特徴と強み

BTCが実際にTegakiとRPAを利用してお客様の業務改善を行ったRPA導入コンサルタントから見たTegakiの特徴、強みについて、以下2点ご紹介いたします。

高精度の識字率

OCRにおいて最も識字率が高いものが、「活字」の「英数字」になります。文字のパターン数が少なく、画数も少ないため、多くのOCRソリューションでほぼ100%読み取ることが可能です。一方で、最も識字が難しいのが「手書き」の「日本語」になります。こちらは文字のパターン数や画数も非常に多く、読取にはかなり優れたOCRエンジンが必要になってきます。

Tegakiにおいては、「手書き」の「日本語」についても非常に高精度の識字が可能であり、手書きの帳票の読取には非常に向いているOCRソリューションと言えます。

<実際に100%の識字が出来た例>

API連携の幅の広さと1項目からの料金形態

BTCがOCR×RPA導入した現場の1つでは、メーカーからPDFなどで受領した見積書(手書き含む)を、OCRで識字し、自社の顧客向けの見積書に転記するという業務を、BizRobo!を利用してOCRとRPAの組み合わせで自動化しました。

その際にOCRについてはBizRobo!から、TegakiのAPIを呼び出して識字を行っています。

BizRobo!からは読取項目毎にどのOCRエンジンを採用するかを選択することが可能で、そのお客様では比較的読みやすい数値の項目についてはBizRobo!内のOCRエンジンで識字を行い、備考などの日本語を含む文字についてはTegakiのOCRエンジンをAPIで呼び出しして識字を行う方針としました。

TegakiのOCRエンジンを採用する際の判断基準としては、やはり手書きにおいて高精度の識字を求められる項目を優先的に採用しました。これらは1項目単位で料金計算されるため、お客様の方でもOCRエンジン利用のコスト最適化を図ることが出来る事も採用の基準となりました。

また、TegakiのAPIはRPAのソリューション以外の様々なシステムとも連動実績があり、今後出てくるであろう様々なITソリューションとの連携も可能となるでしょう。

BTCの強みについて

さて、これまでご紹介してきたようなOCR×RPA導入の実績、ノウハウを多く持たれているBTCについてご紹介しておきます。

ワンストップのソリューション導入

OCR×RPAの導入においては、OCRとRPAの両方の特性を理解したコンサルタントがしっかりと業務を理解して導入を進めることが成功のポイントとなります。

BTCではソリューションの検証フェーズから開発、保守フェーズまでをワンストップで担当することが可能で、お客様のプロジェクト成功にコミットします。

先進技術への知見

昨今はOCRもRPAも日進月歩で成長し、日々ビジネス観点での活用の幅が広がっています。BTCではそういった先進技術に対するアンテナを高く持って、お客様に有用なITソリューションの提案を行っております。

お問い合わせ

いかがでしたでしょうか。お客様のOCR、RPAの導入に当記事がお役に立てば幸いです。

当記事にご興味を持たれ、実際にOCRやRPAの導入をご検討の方は、こちらまでお気軽にお問い合わせください。

Tegakiについては、こちらをご覧ください。